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『STAR DRIVER 輝きのタクト』(スター ドライバー かがやきのタクト)は、2010年10月3日から2011年4月3日までMBS・TBS系列にて放送されたボンズ制作の日本のテレビアニメ。略称は『スタドラ』。 == 概要 == 本作は毎日放送制作日曜夕方5時枠、通称「日5」枠初となる完全オリジナル作品である。監督の五十嵐とシリーズ構成の榎戸、そしてアニメーション制作のボンズのチームは『桜蘭高校ホスト部』で高い評価を得たが、今回は学園ものにロボットの要素も取り入れられた「学園ロボットもの」を手がける〔『VOICE★美少年 STAR DRIVER 輝きのタクト』(五十嵐卓哉×榎戸洋司、2010年9月), "学生の恋愛は本分だ!", p.25-29。〕。企画の初期段階から「学園ロボットもの」というアイデアは決まっていたが、これは若者のドラマを描くのに学園ものが一番適していることに加え、シリーズ構成の榎戸が手掛けた『少女革命ウテナ』に監督の五十嵐が携わっていたことや、『桜蘭高校ホスト部』で五十嵐と榎戸が監督とシリーズ構成として組んだことから、学園ものは得意技でもあるという自負によるものである〔。また、単なる日常学園ものでは新鮮味がないが、完全なファンタジーのロボットものもしっくりこないので、2つを融合させた「学園ロボットもの」にすることで今までにないバランスの作品をやれるかもしれないという榎戸の考えもあった〔。学園ものには恋愛模様も必須という考えから、作品全編に渡って「キス」がフィーチャーされている〔。 「学園もの」と「ロボットもの」を分離させないことが当初の課題であったが、そのために本作では多くのキャラクターが「表の顔」と「裏の顔」という多重性を持っている〔。この多重性は学園生活とロボットバトルを同じキャラクターで繰り広げた方が軸がぶれず物語の一体感が生まれるだろうという考えによるもので、「学園ロボットもの」というジャンルに挑む際の考え方の根幹にもなっている。主人公のタクトは、唯一ひとつの人格を貫き通す存在である。 企画初期の時点では「銀河美少年」という仮タイトルであったが、この言葉は榎戸が考案したもので、これから連想されるさまざまなモチーフが作品世界の中に散りばめられて作品世界を構築している〔『VOICE★美少年 STAR DRIVER 輝きのタクト』(五十嵐卓哉×榎戸洋司、2010年9月), "銀河と美少年!?", p.52-53。〕。「キラキラしたロボットアニメ」をイメージして生まれたこの言葉には『鉄腕アトム』など黎明期の「古き良きアニメのキラキラ感」を今の作品として提示したいという思いが込められており、この言葉を考えた時にアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの『星の王子さま』が思い浮かんだことから、「アプリボワゼ〔フランス語のapprivoiserのことなので発音は「アプリボワゼ」が正しいが、公式サイトを含め「アプリポワゼ」という誤表記が多い。〕」を筆頭に作中のさまざまなネーミングのモチーフとなっている。銀河美少年とは何かという問いは物語のスタートであり、物語の根幹をなすものである〔。 放送中に過去の日5作品同様にデータ連動放送が行われているが、あらすじやキャラクター紹介を閲覧することが可能になっているほか、本作独自にスタンプラリーが行われており、3話見ることで階級が1つ上がり、QRコードから携帯電話用のオリジナル待ち受け画像がもらえる仕組みになっていた。ただし、視聴ポイントのシーンが存在するため、そこまで見ていないと1話分を見たことにならない。なお、第1話のみ1回で階級が上がり、携帯電話用の待ち受け画像がもらえた。 テレビアニメ放送開始に先駆け、『ヤングガンガン』で2010年18号よりコミカライズ版も連載された。作画はKEY by Youn Story labが担当する。ストーリーはアニメに沿ったものとなっている。 テレビ放送終了後の2012年1月30日には、MBSの竹田青滋プロデューサーがデジタルハリウッド大学で開かれた講演にて、「映画化の作業が進行中」と発言した。その後、2012年9月に劇場版『スタードライバー THE MOVIE』(スタードライバー ザ・ムービー)の製作が正式に発表され、2013年2月9日に全国主要都市にて公開された。詳細は#劇場版を参照。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「STAR DRIVER 輝きのタクト」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Star Driver 」があります。 スポンサード リンク
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